ターミナル

スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演というゴールデン・コンビによる3本目の作品。東欧のクラコウジア(本作のために設定された架空の国)からニューヨークを訪れた旅行者ビクターが、母国の突然のクーデターにより“無国籍”状態になってしまう。アメリカへの入国許可が下りないまま、彼は空港のターミナルで9ヶ月間も過ごすことに…。

泣けることを期待してレンタルした映画。号泣とまではいかなかったけれど、感動。

ビクターが生きるためにカートを集めたり、いつの間にか工事現場で職を得たりして、
空港という狭い世界の中でもたくましく生きていく姿が素敵でした。
途中で「がんばれ、がんばれ」と言っていた自分がいました。(ぉ
エンリケのためにトーレスのところに通っていくシーンが多々あったけれど、
最後の指輪を渡すときぐらいは、自分で行くべきだったと思うんだけどな。(-_-;)
ビクターがアメリアを食事に誘ったところでは、感動と同時に笑った。
特にジョーやエンリケ、グプタが必死に盛り上げようとしているところが、滑稽で。(ぇ
遂に空港を出るシーンでは、ちょっと泣いた。
ビクターの約束を助けるために、ジョーやエンリケ、グプタが自分の身分を捨てた。
正面玄関でレイがビクターにコートをかけてあげるシーンで、泣いた。
ニューヨークに出たところで、もう1つ何かあると良かったのに。そこが残念。
最後はビクターとアメリアの恋は成立してほしかったなあ。きっと号泣だったのに。(ぉ
ですが、楽しさと感動を、同時に与えてくれたいい作品だった。


総合評価(5段階) ★★★★☆